△△△△△愛知県宇連山(標高929.4m)△△△△△
^^^^^^^^地形図:三河大野・海老^^^^^^^^
=-=-=- 県民の森コース -=-=-=

日時及びコース

1996年9月23日(月)

5時45分自宅発 -> 途中コンビニで軽い朝食 -> 7時00分県民の森駐車場着
         -> 7時15分自走開始 -> 7時35分下石の滝
         -> 8時40分北尾根ジャンクション -> 9時32分宇連山山頂
         -> 10時30分DH開始 -> 12時00分県民の森駐車場帰着

ようやく宇連山

小学校低学年の子供を持つお父さんは、休日に、単独で長時間家を空けることは、なかなかに困難である。そんな私は、山岳サイクリング(山サイ)は、近場の低山でがまんすることになる。しかしたまに少し足を延ばすことは、それほど罪なことではない。そんな訳で、今回は自宅から1時間くらいのエリアで、できるだけ高い山ということで、奥三河の宇連山に山サイした。

宇連山は手元の山旅ガイドブックによれば、
となっている。

パソコン通信の仲間のメッセージでは、

ということで、季節は秋とはいえゆるくない山のようで、かなり迷ったが、まぁ、だめだったら単なる山登りでも良いと心に決めて挑戦することにした。

・それでも時間は限られている

本日は彼岸の中日で、善男善女はお墓参りなどをする日である。私の場合も午後からはそんな予定が入っているので、12時には帰宅しなければならない。出発前に、往復に2時間15分、標高差700m強の登りに2時間30分、頂上での休憩に40分、DHに50分、計6時間15分で、12時には帰宅できると計画した。しかしこの計画はもろくも崩れた。

山はそんなに甘かぁない

自走開始

秋とはいえ、午前7時の県民の森の駐車場は閑散としてる。ゆっくりとMTBのチェックをし、装備の点検をし、高度計を0m(たぶんこのあたりは標高約200m)にセットし、県民の森の遊歩道を自走開始である。

最初の目的地の下石の滝までは、歩きなら50分程であるが、MTBなら20分である。ゆるやかな登りをマイペースで走る。10分も走ると川は沢になり道も狭くなり登りもきつくなる。もし、沢に転落すると、落差が3〜5mあり、急坂で岩だらけなのでおおごとだ。転落だけはしないように注意して走る。

下石の滝が近づくと、沢側には鎖がはられるようになり、ここはMTBで走るのはかなり危険である。沢を横切りMTBを担いで数分登ると下石の滝に出た。夏のキャンプの時もここまでは来たが、ここはまったく人気がない。滝の音と鳥の声だけだ。


担ぎじゃ担ぎじゃ

下石の滝から先は再び沢を横切って、いよいよ登山道だ。乗車してのDHは、トライアルの選手でもちょっと苦しい登りと折り返しの連続である。歩調を乱さないように、足元に十分に注意し、呼吸を十分にし体力を温存しながらマイペースで長い担ぎの開始だ。また登山道が概して狭いので、MTBをザックにとりつける方法は向かないだろう。

途中で道は何回か分岐点に出る。しかし分岐点には宇連山方面という案内がないので、うろ覚えの頭のマップで道を決める。今日は地図のコピーもガイドブックのコピーも(もちろんコンパスも)持ってきてない。駐車場から出発する時に、県民の森の管理事務所でいただいた概略マップだけである。少し山を甘く見ているなと反省した。

標高600mを越えたあたりで、ようやく宇連山方面の案内標識があり安心した。道は70%以上階段でそれもかなり急である。場所によっては谷川に落ちないように鎖が張ってある。また3点確保でないと危険な箇所も何カ所かある。MTBで3点確保は高等技術を要する?が、ロープで引っ張り上げるほどでもない。

北尾根ジャンクションまで出たところで大休憩である。カロリーメイトを4本ぺろりと食べウーロン茶を飲む。どこの馬鹿か分からないが防水シートが捨ててある。まだ時間が若干早いせいか、ここまでの間、誰にも合わなかった。静かで奥深い山だ。

棚山稜線とのジャンクション

北尾根ジャンクションから10分程で棚山稜線とのジャンクションに出た。ここには「この先、、、大変急な登りとなります。又すべり易くなっております、、」という標識が立っており、またガイドブックにも「最後の100mは胸突く急登である、、」となっている。MTBを置いて頂上に向かうべきか迷う。しかしせっかくここまで来たのであるし、パソコン通信仲間も頂上に行ってるので、かなり不安があったが頂上までMTBを担ぎ上る。

確かに胸突く急登はあったが、その距離はわずかであった。登山道の整備が遅れているせいか、階段も折り返しもないのでこの部分のDHは、かなりの乗車率が期待できそうである。


山頂にて

山頂には、結構広く荒れ果てた休憩所がある。全体に見晴らしは良くない。東側だけは展望が開けていて、大きな岩の上に立つと南アルプスが良く見える。昨日は台風が関東の方に抜けていってしまったので、今日は素晴らしく見晴らし良く、期待の富士山も7合5勺付近から上が、南アルプスの山並の間からのぞいている。写真を撮り、しばらく景色を堪能してるとようやく最初の登山者が登ってきた。登山者が言うには「今日で3度目であるが初めて富士山が見えた」とのことであった。ラッキー!


コンロを出し、お湯を沸かし、コンビニで買ってきたカップラーメンに注ぐ。3分たってさて食べよかなと思ったら、箸を忘れていた。そこら辺にころがっている小枝を箸にして食べる。ラーメンの後は、インスタントコーヒーでケーキ風の菓子パンを食べる。先ほどの登山者もあちらのベンチでお湯を沸かしている。


ダウンヒル(DH)

プロテクタを付けDH開始。山頂直下の登山道はそれほど急坂ではない。また道の両側が樹木で囲まれているので転落の危険もない。例によって奇声を発してDHしてカーブを曲がると登山者に遭遇。あわてて「すみません」と謝ったが、登山者「あ〜あ、びっくりした。野獣に出会ったかと思った」と本当に驚いた様子であった。これからは奇声はなるたけ控えよう。

胸突く急坂では慎重に足元を確保しながらMTBを担いで下り、再びDHしてると前方に登山者が見えたので、今度は慎重に停止した。若い男性2人連の登山者であったが、とんでもない所からMTBが出てきたと思ったらしく「凄いですね」を連発して登っていった。

棚山稜線とのジャンクションからは、登ってきた道以外に清水のコル方面を経由する道もある。どちらの道にしても険しそうであるが、ちょっと登山道を覗いたところ清水のコル方面の方がゆるやかそうでなのでこちらに決めた。しかし乗車できたのも15分ほどで、やがて道は険しくなり、岩もあちこちに出ていて、ペダルやフロントギヤを頻繁にぶつけてしまう。汗は吹き出すし、500mlのボトルに詰めてきたウーロン茶も残り少なくなった。更に途中でメジャーな登山道からはずれたようである。ようやく登山道に出て下りてきた道を見上げると、道なんてものじゃなかった。

なんとか駐車場へ

結局ほとんど担ぎばかりで下り、県民の森の遊歩道に出て、非常用に残しておいたウーロン茶を飲み干してやっと一息ついた。遊歩道を快適に走り駐車場に到着したら正午の時報が聞こえてきた。結局当初の計画よりDHに大幅に時間がかかってしまい帰宅は1時間遅れであった。

結論

パソコン通信仲間の「自転車持っていくとこじゃない。奥三河の東海自然歩道は空身でも結構ハードなびっくり坂が連続している」というのはその通りであるが、それでも今回の県民の森コースなら乗車率20%は大丈夫で、トライアルの旨い人なら35%も期待できるだろう。山サイお薦めコースとは言えないが、景色は良いし、奥深い山にきたなという感覚は十分に味わえる。


山岳サイクリング